ニッポンの特産品 特産品開発事業者事例集

高千穂郷の生産者650人とともに

宮崎県高千穂町 / 椎茸屋が作ったキーマカレー

■ブランドストーリー
開発当時、東日本大震災の風評被害の影響で乾椎茸の価格が大きく下落、売れ行きも低迷していた。当社は創業以来、高千穂郷近隣の生産者が持ち込んだ原料を全量現金で仕入れており、どうにかこの状況を変える必要があった。
そこで喫食率の高いカレーにすれば販売層が広がるのでは?と、レトルトカレーの開発に取り組んだ。しかし、開発当初は売れ行きもわからないため製造を引き受けてくれるメーカーを探すのにも、販売先を見つけるのにも苦労の連続だった。650人の生産者が丹精込めて作った椎茸をなんとかカレー商品にすべく粘り強く動いて、ようやく製造・販売の道筋がついた。

■デザインポイント
パッケージデザインは、宮崎県の新商品開発支援事業を受け、宮崎県出身のデザイナー日高英輝氏の指導を得て作成。陳列の方法を選ばないよう6面すべてを活用するよう工夫、裏面には生産者の写真も入れるなど多くのアイデアを取り入れた。

■付属情報
発売当初、実演販売に力を入れた結果、多くの新規取引先を開拓できた。また、レトルトカレーの発売がきっかけで、本業の乾椎茸製品の取引につながるなど大きな効果が得られた。

■基本情報
品 名: 椎茸屋が作ったキーマカレー
販売者: 株式会社 杉本商店
価 格: 470円(税込)
包装材: パウチ+紙箱
発売日: 2013年3月
販売地: 全国(スーパー、通販、百貨店)
企画報告:株式会社 杉本商店
詳細情報:http://sugimoto.co/
掲載日: 2018.6.12
※記載の事項は掲載時のものです。仕様、デザイン、価格等変更になっている場合があります。

 

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