環境省「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」(第2版)を発行
環境省は、持続可能な開発目標(SDGs)に係る取組の進展に寄与することなどを目的として、すべての企業が持続的に発展するためのSDGsの活用ガイドを2018年6月に作成、今回その第2版を発行した。
ガイドでは、変化するビジネス環境の中で企業が置かれている状況と、企業にとってSDGsに取り組む意義について説明した上で、具体的な取組の進め方を示している。また、既にSDGsに先駆的に取り組んでいる企業の事例なども紹介。
特に、SDGsについてこれまで特段の取組を行っていない、あるいはこれから取組を始めようと考えているような、中小規模の企業・事業者を主な対象としている。
今回の改正では、SDGsを取り巻く国内外の情勢の変化や進展を反映するとともに、第五次環境基本計画(平成30年4月閣議決定)で提唱した「地域循環共生圏(ローカルSDGs)」や「ESG地域金融」などの関連情報をより詳細に記載した。さらに第2版では、ケーススタディ事例を更新し、優良事例、参考となるガイドライン・ツール・各種支援制度などを新たに追加している。
環境省 すべての企業が持続的に発展するために「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」(第2版)の発行について(報道発表資料 令和2年3月10日)
http://www.env.go.jp/press/107846.html
>>> 環境省 持続可能な開発目標(SDGs)の促進(活用ガイド掲載ページ)
■SDGs(エスディージーズ)とは?(環境省資料より抜粋)
◇「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のこと。
◇社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030 年を目指して明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されている。
◇2015年9月、ニューヨーク国連本部において、193の加盟国の全会一致で採択された国際目標。
◇気候変動や格差などの幅広い課題の解決を目指している。
◇先進国も途上国もすべての国が関わって解決していく目標。