みっちゃんち
そもそも地球温暖化とは…
こうして人々の経済活動(本来は産業活動というがあえて経済活動と言いたい)が原因で発生した温室効果ガスが増えることによって、地球温暖化が進んでいるというのが有力な説。
節約とエコは仲良し?!
私の父は、会社を辞めてからず―――っと家で株式市場を楽しんでいます。働き続けることはしたくないと言って、まだまだ働ける健康体でありながら会社を辞め、老人の部類とも思えない年齢から、老後の楽しい生活をスタートさせました。当時、専業主婦であった母が様々なことに悩んでいたような気がしますが、年金と退職金とコツコツためてきた貯金を大切に使うという、質素で省エネな父の生活を今では諦め半分ではありますが、受け入れているようです。
その父の持ち物のひとつはこれ↓ さて、これは何でしょう。
答えは、野菜などのパックに使われているフタです。
…すこし使い込み過ぎのような感じ。
野菜は定期的に購入するので、フタも定期的に交換して欲しいなと密かに思う。
このように使います。
私や母の作った夕食を多めに取り分け、次の日の朝ごはんと昼ごはんにしています。
フタを使った後はサッと水洗いか拭くだけ。
それ以外の食器(お箸・お椀・お茶碗)は、少量の水にて自分で洗います。新聞を読んだり、部屋の片付けをしたり、外で作業をして帰ってきても、石鹸で手を洗いません。そんな父の手を「う~ん何か嫌だ」と言って、母はほかの食器を絶対に洗わないようにと日頃から言い聞かせているそうです。
ラップを使わず、石鹸や洗剤もあまり使わず(全く使わないわけではないです☆)、ある意味エコな父である。でも環境問題への関心が高いわけではなく、節約の気持ちからとる行動の一つ。 そんな父の姿は、日本人特有の潔癖の心と日々多忙な経済活動をしてきた私にとっては、何とも新鮮にうつりました。ラップをじゃんじゃん使い、洗剤やお湯で食器をピカピカに洗う。手早く綺麗にできるというのは、時間の有効活用を考えると仕方がないとも思えますが、やっぱり資源は大切にしたいもんだなぁと反省しました。
節約はエコにも繋がるし、いろいろなアイデアも必要になるので考える力も養われる。
カップのフタを捨てるのか、取っておくのかだって、考えた上で取っておくほうを選択したわけであり、ラップを使わないという節約が成立するのです。忙しい毎日だと、つい次へと急いでしまいがちですが、考える時間を持ち、プロセスを楽しめるゆとりの精神を大切にすれば、温室効果ガスの排出量だって減らせるのかもしれません。
先日、環境省が発表した国内部門のCO2排出量速報値からみると、景気悪化の影響により減少している部門もあるが、全体としては増加している。
また、家庭から出るCO2も34.7%も増えている。
「節約してエコ!小さなことから気を配ろう」と思う今日この頃でありました。
(記:足立美津子)