情報の森コラム

東京都内の階段と手すりについて 7

[UD/ユーザビリティ] 2023.11.29

私が階段の手すりに興味を持ったのは身体を少し悪くし、手すり無しでは階段を登り降りできなくなったからです。使ってみると問題が沢山あることに気がつきました、普段気が付かない視点を皆さまと共有したく、この投稿を始めました。
都内の気になる手すり第7弾です。

●ケース1:
深夜の地下鉄への入り口の階段。途中から手すりがあるのが見えますが、そこまではありません。少し躊躇して諦めました。
このタイプは、商業複合ビルと一体になっていて、地下鉄の駅にも商業施設にもつながっています、見栄え重視なのでしょうか。


ケース1

●ケース2:
飲食店舗の中、2階へと続く階段の手すり、途中から直角に曲がっています。どうしたことでしょうか?接続部分で手すりの高低差がものすごくあります。これは使う側からして難所です。手すりは連続して使いたいもの、高低差のある部分は、どう使って良いものやら・・。特に降りる時が大変です。


ケース2

●ケース3:
中華料理店の2階へつながる階段と手すり、写真は2階から1階へ降りるところ。一見同じ写真に見えますが、コの字になっており、上から順番に降りて行った写真です。階段自体が複雑なので、どんな手すりが正解かは分かりません。努力は認めますが、コーナーのところに手すりが無いのは、使う身としては、一苦労です。


ケース3

●ケース4:
教育施設内の階段と手すり。一つは1階から2階へつながる階段と手すり、どうしたことでしょうか、手すりが途中からありません、コレ、我々としては、登るのを躊躇してしまいます。どうやら右側にあるラックの様なものを避けたのでしょうか? 階段下の有効活用?(左側につけりゃいいのに。)
もう一つは、1階から地下につながる階段と手すり。先がカーブしていて、とても人に優しいです。
これが同じ施設内にあるのが解せません。


ケース4

●ケース5:
地下鉄から私鉄への乗り換え通路の階段と手すり。久々の飲み会の帰り、いつもと違うルートを選んだところ、この両側手すりに出会った、ちょいちょい見る手すりではあるが、左右がほぼ同じでとても使いやすい。(酔った身体には、ありがたい。)


ケース5

●ケース6:
何が何やら分からない画像で申し訳ありません。コレは量販店でよく見かける光景、館内同士をつなぐ階段と手すり。
両脇に手すりがついているのですが、問題は、その手すりの内側についている万引き検知センサー、これでは折角の手すりが機能していません。更に途中で手すりを隠されるというサプライズに遭遇します。「何じゃコレは!」です。


ケース6

●ケース7:
食品量販店の踊り場から1階へ下る時の階段と手すり。手すりはやや幅広で低め、少し使いづらい。問題は、前方に見えるカート、ここに置かれると「大変困る」「なぜ?ココに」この店は、なぜか、お客さんはココにカートを置くのです、大抵は、両側に2〜3台置かれている。少し説明すると、2階に生活雑貨、1階に生鮮・食品の売り場。カートを使うお客さんは、1階入り口でカートを借り、ココに置いて2階の買物へ、買物を済ませ、1階に置いてあったカートで生鮮・食品の買物へ。
ルートに問題はないのだが、カートを置きっぱなしが問題。このやり方が定着している、店員も無関心。ココにはエレベーターがないのも理由の一つ。
ちなみに、ココにカートを置かないで買物をすると、2階で買物を済ませた後、玄関まで戻りカートを利用することになる。これは、店側の問題だと思う。(ちなみに私はカートを使ったことがない。)


ケース7

(記:丸本彰一)

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