ニッポンの特産品 パッケージデザイン開発事例集

四国で唯一のマッシュルーム栽培

高知県仁淀川町 / ブラウンマッシュルームチェルキオ

■ブランドストーリー
若き日にカナダでマッシュルーム栽培を経験した竹内さんが、マッシュルームのおいしさに惹かれ、定年後、地域の協力を得て栽培を開始したのが平成18年。ニヨドブルーと賞される、高知の清流仁淀川のほとり、谷川の水とこだわりの菌床を使用し、鮮度、量より質の栽培を重視。豊潤で濃厚な風味は、食の専門家からも評価が高く、首都圏のイタリア料理店やホテルなどから直接引き合いがある逸品だったが、量産体制の他企業のものと差別化ができず、いまひとつ定着ができていなかった。

■デザインポイント
まず手に取っていただくことを目的に、マッシュルームという商品の性質上、テイストは素朴さは残るが、高品質感を感じるしゃれたもの、ネーミングもイタリア語を使用、黒を基調としたシンプルなものにした。また、調理しなくともそのままたべられるという意外性が大きなアピールポイントの「ドライ」は、一目瞭然な訴求を心がけた。低コスト、最低限のアイテムを最優先課題とし、発送用の従来使用していた段ボール箱などは利用、汎用性のあるシールなどを製作、直販のための簡素な詰め合わせギフトも作った。

■その後のストーリー
おしゃれな外観が差別化につながり、直販、地場産品売場、高級食材店のみならず、生活雑貨店等にも販路を広げる。また、自社工房で作るマッシュルーム商品の開発にも積極的に取り組み、仁淀川流域の素材を組み合わせたピクルスなども開発。

■基本情報
品 名: ブラウンマッシュルームチェルキオ
製造者: によどマッシュルーム生産組合
企画者: オフィス・エム はちうまみほこ
価 格: 432〜4,320円(税込)
包装材: 既製品スタンドパック+シール
発売日: 2012年12月
販売地: 全国
情報提供:office,m はちうまみほこ
掲載日: 2015.12.28
※記載の事項は掲載時のものです。仕様、デザイン、価格等変更になっている場合があります。

ページの先頭へ