ニッポンの特産品 特産品開発事業者事例集

伝統の製法そのままに、使いやすさを求めて

愛知県岡崎市 / 無添加八丁味噌

■ブランドストーリー
八丁味噌は江戸時代から、徳川家康公誕生の岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある八丁村(現愛知県岡崎市八帖町)で作られてきた。現在も2軒の味噌蔵がその伝統を守り、米麹を使わず、大豆と塩を原料に味噌ができるギリギリの水分で木桶に仕込む。重石を円錐状に積上げ、2年以上天然醸造すると、旨みがギュッと詰まった水分の少ない硬い味噌となる。特殊な味噌であるため、料理人などを中心に愛用されていた。今では広く知られ、多くの方に愛用されるようになった。
硬い八丁味噌はこれまで袋詰めが主流であったが、使いやすいカップ詰めにした。また、少しでも買いやすい価格を目指し、ラベルを通常の3枚(天面・前面・背面)から2枚(天面・前面)としコストを抑えた。

■デザインポイント
パッケージは伝統の重みを表現できるように黒色ベースに金字と白字を採用。味噌商品は暖色が多く、黒色ベースは珍しい。特殊な味噌であり、店頭で逆に目立つ存在になると考えた。
八丁味噌は無添加が当たり前。従来の商品には無添加の表示がなく、お客様から「八丁味噌は無添加ですか」との質問がよくあったため、あえて無添加と表示した。また、海外にも輸出しており、外国の方にも分かりやすくなるよう、商品名に英語表記を付した。

■付属情報
手に取りやすさからか、愛知県以外のスーパー、セレクトショップなど、販売は順調に伸びている。
また、サービスエリアなどのお土産売り場でも特産品として人気を得ている。

■基本情報
品 名: 無添加八丁味噌
販売者: 株式会社まるや八丁味噌
価 格: 500円(税別)
包装材: カップ
発売日: 2016年1月
販売地: 愛知県ほか
企画報告:株式会社まるや八丁味噌
詳細情報:http://www.8miso.co.jp/
掲載日: 2017.11.1
※記載の事項は掲載時のものです。仕様、デザイン、価格等変更になっている場合があります。

ページの先頭へ