ニッポンの特産品 パッケージデザイン開発事例集

ぶどう農家の未来事業

山梨県甲州市 / 勝沼菜果

■ブランドストーリー
山梨県はぶどう生産地だが、デラウェアを中心とする生食のぶどうは昔ほど出荷されない。ぶどう農家も高齢化、荒廃畑が増えた。甲州市勝沼町の北側にある菱山地区はぶどう栽培の良好地。この地を愛する農家が、ぶどう地域の未来のため、完熟手摘みの高品質な加工品ブランド作りにのりだした。

■デザインポイント
さまざまなぶどう加工品のブランドイメージを統一するため、武田菱の進化形シンボルマークと勝沼菜果のロゴを作成。のびひろがるツル植物をモチーフとして、太陽色のシリーズと、黒中心シリーズとの、商品特性によるカラープランニングを展開。

■付属情報
菱山は水に恵まれず米がとれない。だから地元の酒は昔から日本酒ではなく葡萄酒なのだ。ぶどうばたけ社と一体の菱山中央醸造は昭和7年創業だが、酒石酸が必要とされた戦時中ワインを作り続け今日にいたる。一升瓶や無ラベル瓶で作られる地域唯一の手絞り醸造の葡萄酒文化を伝承しつつ、ぶどうばたけ社としての研究を重ね、デラウェアのスパークリングワインから発売を開始。

■基本情報
品 名: 勝沼菜果
製造者: 有限会社ぶどうばたけ
価 格: 500円~1.500円(税抜)
包装材: 紙ラベル、フィルムラベル、
     スタンディングパウチ、瓶、紙箱
発売日: 2011.5.1
販売地: 全国
企画報告:株式会社プランタ 桑 和美
掲載日: 2013.2.14
※記載の事項は掲載時のものです。仕様、デザイン、価格等が変更になっている場合があります。

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