ニッポンの特産品 パッケージデザイン開発事例集

やっかいものがタカラモノ

宮城県仙台市 / 赤皿貝炊き込み飯

■ブランドストーリー
帆立によく似た形の赤皿貝は、三陸名物の牡蠣養殖棚に勝手にとりつく厄介者として嫌われ破棄されてきた。だが地元漁師や一部の味覚通には野趣に富んだ味が好まれていた。そこで、ややクセのある味が生きるレシピ開発からパッケージデザインまで宮城らしい個性ある駅弁を開発。「地元漁師の美味い味」「三陸海岸の漁師イチオシ」などのキャッチフレーズでアピール。

■デザインポイント
主な販売拠点となる仙台駅駅弁売店で遠くからも目立つ真っ赤な貝の形。具材シズルと筆文字で表現する従来手法の競合海鮮弁当全般に埋もれず強いインパクトをあたえる。

■付属情報
2011.3.11の津波で、大半の牡蠣やホタテを消失。赤皿貝弁当は一部主原料が被害を免れ仙台駅再開時にデビュー後数日で完売。養殖増産し気仙沼復興の思いを込める。

■基本情報
品 名: 赤皿貝炊き込み飯
原材料: 宮城県産米、宮城県産赤皿貝、宮城県産昆布・山葵菜・舞茸他
製造者: 日本レストランエンタプライズ 仙台調理センター
企画者: 味なみやぎ協議会
価 格: 1,000円(税込)
包装材: 樹脂容器、紙蓋
発売日: 2011.5.1
販売地: 仙台駅
企画報告:株式会社プランタ 桑 和美
掲載日: 2013.2.14
※記載の事項は掲載時のものです。仕様、デザイン、価格等変更になっている場合があります。

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